2017年5月31日 8:08 pm

おもてなし規格認証をご存じですか? 

 

 

みなさん、「おもてなし規格認証」という言葉を聞いたことがありますか。

 

現在、サービス業は日本のGDPの約70%を占めていて、日本経済の発展には、このサービス業の活性化と生産性の向上が不可欠と言われています。

 

しかし、サービスは目に見えないものです。

 

このため事業者が高品質なサービス提供を行っても、それを付加価値として価格に転嫁しづらいという現状があります。

 

そこでサービスの品質を見える化するというコンセプトから「おもてなし規格認証」が生まれました。

 

 

簡単にまとめると・・・

「おもてなし規格認証」とは、サービスの品質の見える化によってサービス業の支援を行い、地域活性化を図ることを目的としたものです。

 

※おもてなし規格認証イメージ

「おもてなし規格認証」の理念

経済産業省HPより抜粋  http://www.meti.go.jp/press/2016/08/20160825001/20160825001.html

 

 

サービスの見える化をするための認定規格だということはわかって頂けたと思います。

 

では、どうすれば規格認証を受けることができるのでしょうか。

 

一言に規格認証と言っても実は4種類のランクがあるのです。

以下4種類のランクです。

 

★の数が多いほど認証を受ける難易度が高くなります。

gnav-icn-omotenashi00-50x0.png 紅認証:
サービス向上の取組に意欲的なサービス提供者(自己適合宣言)
gnav-icn-omotenashi01-50x0.png ★(金認証):
お客さまの期待を超えるサービス提供者(第三者認証【有償】)
gnav-icn-omotenashi02-50x0.png ★★(紺認証):
独自の創意工夫が凝らされたサービス提供者(第三者認証【有償】)
gnav-icn-omotenashi03-50x0.png ★★★(紫認証):
お客さまの期待を大きく超える「おもてなし」提供者(第三者認証【有償】)

 

おもてなし規格認証HPより抜粋 https://www.service-design.jp/about/

 

 

では具体的に何をすれば認証を受けることができるのでしょうか。

 

以下の7分類の取組が実施できている場合に認証を受けることができます。

 

  • 情報提供に関する取組
  • 設備に関する取組
  • 職場などの環境改善に関する取組
  • 業務の改善に関する取組
  • ツールの導入・用意に関する取組
  • 顧客理解・対応に関する取組
  • 人材教育・育成に関する取組

 

ただ上記で記載した通り難易度によりクリアしなければならない取組の数が各認証により異なります。

 

例えば紅認証でしたら、取組をしていなくても30項目の取り組み状況の報告をすれば認証を受けることができます。

 

その上の金認証は30項目のうち、15項目の実施が必要になります。

 

第三者機関の現場チェックも受けることになります。

 

 

具体的なイメージ

touroku.JPG

おもてなし規格認証HPより抜粋 https://www.service-design.jp/about/

 

 

「紅認証でしたら、30項目の取り組み状況の報告をすれば認証を受けることができます。」

ということで末松会計事務所も認証を受けました。

 

紅認証からステップアップして次の認証を受けてみたいと思います。

 

サービス業のみなさんは是非一度認証申請してみて下さい。

 

 

 

 

 

 

上記の内容についてご不明点がございましたら、専任の税理士が担当しますので、お気軽にご相談下さい。