国税初!クレカ納税とは
平成29年1月4日から、国税について、クレジットカードでの納付(クレカ納税)が可能になります。
現金払いや銀行口座からの納付に加え、クレジットカードという新しい納付の選択肢が増えるわけです。
地方自治体ではすでにクレカ納税は導入されていましたが、国税では今回が初めてです。
地方のクレカ納税は自動車税や固定資産税など科目が限定されていることが多いですが、国税の場合は科目の制限はほとんどなく、ほぼ全ての税目で利用が可能です。
具体的には、国税庁HPの「国税クレジットお支払サイト」から、税金の種類や金額、クレカの情報を入力するだけで納付の手続きが完了します。
国税クレジットお支払サイト→https://kokuzei.noufu.jp/
注意点は税額1万円につき76円の決済手数料が発生する点です。
また、税額1千万円未満かつカードの支払限度額までと上限も決まっています。
クレカ納税をする前には、クレカの特典であるポイントの還元率と決済手数料の比較をすることが必須です。
決済手数料は76円で率に換算すると0.76%となります。
つまり、クレカのポイント還元率が0.76%以上となっていればお得に納税ができるということです。
ただクレカの方が還元率がいいからといって何でもクレカ納税にするのには注意が必要です。
クレカの支払が滞れば信用会社の与信管理にも傷がついてしまいます。
また、リボ払いなどの分割払いを選択した場合は、クレジットカード会社の手数料が高額となり、クレカ納税を選択せず延滞税を支払った方が安くついたなんてことにもなりかねません。
つまり延滞税がつくからクレカ納税(分割払い)を選択するのは間違いです。
ご自身の支払能力を見極めた上でクレカ納税を活用することをお勧めします。
クレカ納税については名古屋市東区の会計事務所、末松会計事務所にお任せ下さい。
クレジット納税Q&A → https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/nozei-shomei/credit_nofu/credit.htm