費用って何?
新人社員の成長日記⑳
こんにちは!スタッフの岡治です!
もうすぐ5月も終わりますね(`・ω・´)
令和の時代になって1ヶ月が経とうとしています。
一気に気温も上がり、いきなり夏になってきたような気がします(; ・`д・´)
熱中症対策を忘れずに、元気に頑張りましょう!!
さて今回は、簿記の基本的なところに焦点を当てて、
「費用とはなんだ?」ということを書きます!
会社には、物を仕入れて、それを販売したり加工して新しく物を作ったりして
そのものを販売し、得たお金でまた仕入れて・・・という流れがあります。
物を売る、というところに至るまでに、仕入、給料、光熱費や家賃など
様々な場面でお金を支払います。
これらを総称して、費用と呼んでいます。
「費用」と呼ばれるすべてのものが、実際にお金を支払うタイミングで
認識される制度(現金主義)であればとても分かりやすいですね( ˘ω˘ )
ですが、現行の簿記会計では、少し違った認識もします。
それは、実際のお金の動きで見るのではなく、
物やサービスを自分に提供されたタイミングで認識する
「発生主義」という制度です!
分かりやすい例が、光熱費の支払いです。
電気・ガス・水道を実際に使ったのが5月であっても、
その支払いの請求が6月に来ることがありますよね。
このように、実際の使用と支払いのタイミングがずれるものが多いと思います。
この認識が、各会社でずれていると、表れる利益を比較することができなく
なってしまうので、このような制度を設けています!
また費用は、売上として計上した金額に対応する分しか計上してはいけない
という、「費用収益対応の原則」というものもあります!
食材の在庫だとイメージが持ちやすいでしょうか( ˘ω˘ )
仕入れた期にすべて使えば、それらはすべて売上原価としてその期の費用に
計上されますが、残っている場合、それは売上原価から引かれ、
材料として資産計上されるので、費用とはなりません。
つまり、仕入れたものすべてを、その期の費用にすることはできないのです。
そうしないと、一方的に費用が計上されてしまい、本当は赤字ではないのに
赤字の財務諸表ができてしまうこともあるのです。
この他にもルールや制度を挙げるとたくさんあるため、この辺りで止めておきます。
最後にまとめてみると、
・費用とは、会社が売上を出すために支払ったお金のこと
・自分が物やサービスの提供を受けたタイミングで認識されるもの
・その期の売上に対応している分しかダメ
となります(*´ω`*)
正しい財務諸表を作り、融資や投資に強い会社にしましょう!