2019年5月27日 1:01 pm

費用って何?

新人社員の成長日記⑳

こんにちは!スタッフの岡治です!

 

もうすぐ5月も終わりますね(`・ω・´)

令和の時代になって1ヶ月が経とうとしています。

一気に気温も上がり、いきなり夏になってきたような気がします(; ・`д・´)

熱中症対策を忘れずに、元気に頑張りましょう!!

 

さて今回は、簿記の基本的なところに焦点を当てて、

費用とはなんだ?」ということを書きます!

 

会社には、物を仕入れて、それを販売したり加工して新しく物を作ったりして

そのものを販売し、得たお金でまた仕入れて・・・という流れがあります。

 

物を売る、というところに至るまでに、仕入、給料、光熱費や家賃など

様々な場面でお金を支払います。

これらを総称して、費用と呼んでいます。

 

「費用」と呼ばれるすべてのものが、実際にお金を支払うタイミングで

認識される制度(現金主義)であればとても分かりやすいですね( ˘ω˘ )

ですが、現行の簿記会計では、少し違った認識もします。

 

それは、実際のお金の動きで見るのではなく、

物やサービスを自分に提供されたタイミングで認識する

発生主義」という制度です!

 

分かりやすい例が、光熱費の支払いです。

電気・ガス・水道を実際に使ったのが5月であっても、

その支払いの請求が6月に来ることがありますよね。

このように、実際の使用と支払いのタイミングがずれるものが多いと思います。

 

この認識が、各会社でずれていると、表れる利益を比較することができなく

なってしまうので、このような制度を設けています!

 

また費用は、売上として計上した金額に対応する分しか計上してはいけない

という、「費用収益対応の原則」というものもあります!

 

食材の在庫だとイメージが持ちやすいでしょうか( ˘ω˘ )

仕入れた期にすべて使えば、それらはすべて売上原価としてその期の費用に

計上されますが、残っている場合、それは売上原価から引かれ、

材料として資産計上されるので、費用とはなりません。

 

つまり、仕入れたものすべてを、その期の費用にすることはできないのです。

そうしないと、一方的に費用が計上されてしまい、本当は赤字ではないのに

赤字の財務諸表ができてしまうこともあるのです。

 

この他にもルールや制度を挙げるとたくさんあるため、この辺りで止めておきます。

 

最後にまとめてみると、

 費用とは、会社が売上を出すために支払ったお金のこと

 自分が物やサービスの提供を受けたタイミングで認識されるもの

 その期の売上に対応している分しかダメ

 

となります(*´ω`*)

正しい財務諸表を作り、融資や投資に強い会社にしましょう!