日本は世界に遅れている!?~キャッシュレス決済~
皆さんは、現金を使うことが多いですか?
近年では、オンラインショッピングが普及し、クレジットカードを使う機会やSuicaやEdyなどの電子マネーを使う人が非常に多くなったと思います。
諸外国との比較
日本政府は、クレジットカードや電子マネーなどで支払う「キャッシュレス決済」の比率を2020年に40%を目指す方針を決めました。
日本のキャッシュレス比率は最新のデータだと約20%だそうです。
この比率が低いのか高いのかわからないと思うので諸外国のキャッシュレス比率のデータ(経済産業省のデータ参照)をご覧ください。
このように諸外国と日本を比較した場合、日本はかなり遅れているのがわかります。
日本のキャッシュレス比率が低いことがわかって頂けたと思いますが、キャッシュレス低いことの何がいけないのかどのようなことに影響しているかやデメリットを下記の一覧を参照して下さい。
キャッシュレス化が進まないことによるデメリット
・少子高齢化による、人手不足の解消につながらない
・現金決済の維持費として年間1兆円のコストがかかっている
・無人コンビニなどの新しいイノベーションが生まれない
・来日外国人の決済に利便性
・ポイント還元のメリットが消費者が享受できない
・現金決済による時間の消費
このように多くのデメリットがあります。
現金決済を行うことは、消費者や事業者だけではなく、日本社会全体のデメリットとなっているのです。
しかしこれだけを見ても、諸外国と比較してキャッシュレス化が進まないことの危機感は感じにくいと思いますので、時代背景を例に説明していきたいと思います。
物々交換の時代
お金のない時代、人々は物々交換をしていました。例えば自分の持っている魚と他人の肉を交換するなどです。
けれど腐ってしまったり物々交換は、とても効率が悪いので初めは石や貝などを交換の仲立物とし、そこから仲立物が貨幣や紙幣に変化していったのです。
そして今その仲立物の貨幣や紙幣がデータになっているのです。
諸外国はキャッシュレス化が進んでいて、日本は進んでいない。
これは諸外国は貨幣や紙幣を仲立物としている時に、日本は貝や石を仲立物にしているのと同じで、貨幣・紙幣とデータの差もこれと同じことです!!効率が悪いのです!!
まとめ
クレジットカード決済や、ICカード決済などの普及は、個人のメリットだけではなく日本社会に貢献することであるということはご理解いただけたと思います。
日本の現状を踏まえ「現金をなるべく使わない」ことが日本社会に貢献し、自分自身が時代変化に対応していく1つのアクションだと思います。
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