2017年7月6日 9:25 am

早期経営改善計画策定のメリットとは・・・

前回で5月29日から「早期経営改善計画策定支援」の申請受付が開始されたことと具体的な流れについてお伝えしました。

前回の記事はこちら→3分の1の費用で経営改善計画が作れる!?早期経営改善計画策定支援スタート

 

自己の経営を見直すための資金実績・計画表やビジネスモデル俯瞰図等の基本的な計画を作成し、金融機関に提出します。そして、提出した計画に沿って経営をしていく。

「早期経営改善計画策定支援」の申請がされていれば計画書作成費用の2/3が補助されるというものでした。

 

今回は早期経営改善計画を作成するメリットについてみていきましょう。

中小企業庁のパンフレットには以下のようなメリットが紹介されています。

① 自己の経営の見直しによる経営課題の発見や分析ができます。

② 資金繰りの把握が容易になります。

③ 事業の将来像について金融機関に知っていただくことができます。

早期経営改善計画パンフレットより抜粋

 

この他にも以下のようなメリットが考えられます。

・条件変更等金融支援を必要としないため、簡易な計画の作成となり、中小企業でも取り組みやすい。

・計画策定から1年後フォローアップで進捗を確認できる。

 

このように多くのメリットがあります。

比較的簡易な計画書の作成となるので、中小企業の負担は少ないと思います。

 

では、「早期経営改善計画策定支援」はどのような企業におすすめなのでしょうか。

中小企業庁のパンフレットには以下のような企業が紹介されています。

 

今のところ返済条件等の変更は必要ないが

・ここのところ資金繰りが不安定

・よくわからないが売り上げが減少している

・自社の状況を客観的に把握したい

・専門家等から経営に関するアドバイスが欲しい

・経営改善の進捗についてフォローアップをお願いしたい

早期経営改善計画パンフレットより抜粋

 

現在の経営状態は深刻ではないが今後の経営に不安がある方にはおすすめです。

今後の経営に不安な要素が思い浮かぶのならば、早期に改善していかなければなりません。

深刻な状態になる前に早期に経営課題を見つけ改善していくことが、自社の成長には必要不可欠です。

上記の項目にあてはまる企業は、この機会に「早期経営改善計画策定支援」制度を利用して、自社の経営を見つめ直してみてはいかがでしょうか。

 

末松会計事務所は認定支援機関の認定を受けています。

認定支援機関として早期経営改善計画を策定し、中小企業の経営改善をサポートしていきます。

 

 

早期経営改善計画の作成は名古屋市東区の会計事務所、末松会計事務所にお任せ下さい。