為替手数料0円で海外送金ができる?~使えるフィンテックサービス①~
前回はFinTechの概要をお伝えしました。
前回の記事はこちら→ フィンテックって何!?
前回でFinTechの簡単なイメージは掴めたと思います。
少なく分けても7つの分野から構成されていました。
①決済 ②家計簿 ③投資 ④会計 ⑤融資 ⑥仮想通貨 ⑦セキュリテイ
の7分野です。
今回は、①決済の分野の使えるFinTechサービスをご紹介します。
まずは決済です。
飲食店や買い物をする際、みなさんは何で支払われますか?
現金、クレジット、電子マネーなど様々だと思います。
下の図は2015年のデータですが、日本の決済手段の約80%が現金だというものです。
これは驚きです。
他国に比べると日本の現金決済の比率が高いのがわかります。
ただ今後フィンテックサービスが普及していくと、キャッシュレス化が進んでいくと思われます。
例えば今回ご紹介する「コイニー」という決済サービスを扱う事業者が普及すれば、キャッシュレス化は加速度的に進んでいきます。
では、コイニーのサービス動画を見て見ましょう。
コイニーの端末さえあればどこでも決済できるので便利ですね。
移動販売などを営む事業者にはもってこいですね。
次は、決済の分野の中でも海外送金を取り上げます。
TransferWise(トランスファーワイズ)というサービスです。
通常海外送金をしようと思うと、海外送金手数料と為替手数料がかかるため、
送金額の5%程が手数料で消えてしまします。
しかし、このトランスファーワイズは為替手数料がかかりません。
それにより格安で海外送金することができるのです。
ではなぜ為替手数料がかからないのでしょうか。
簡単に仕組みをご紹介します。
下の図をご覧ください。
例えば、Aさんが日本からアメリカの口座へ1万円を送金したい場合、アメリカから日本へ同じように1万円相当のドル(約100ドル)を送金したいBさんを見つけます。
ここでトランスファーワイズは双方をマッチングさせる役割を担います。
Aさんがトランスファーワイズの口座へ入金した1万円は、Bさんの送金先の口座へ振り込まれ、同様に、Bさんの100ドルはAさんの送金先の口座へ振り込まれるのです。
つまり、トランスファーワイズは、国外送金を国内送金へ変換するのです。
これにより、為替手数料がゼロになります。
かなり革新的なサービスですよね。
一般的な銀行と比較して、最大8倍安いコストで海外送金を実施することができるそうです。
みなさんも海外送金をする際は、是非トランスファーワイズを検討してみてはいかがでしょうか。
今回は、決済分野のコイニーとトランスファーワイズをご紹介しました。
次回は、家計簿と投資の分野から使えるサービスをご紹介します。
引用:http://www.sbbit.jp/article/cont1/32698