2017年9月11日 6:19 pm

消費税改正①~軽減税率導入による影響とは~

消費税の改正について今日から全6回でまとめていきたいと思います。

 

第1回目は消費税法改正の概要です。

 

2度にわたって延期されていた消費税増税ですが、安倍首相が「予定通り行う」と言っていますので約2年後平成31年10月1日に実施されそうです。

 

消費税法の改正内容について簡単に列記すると

①平成31年10月1日実施

②標準税率10%、軽減税率8%

③軽減税率の対象品目は、酒類・外食を除く飲食料品、週2回以上発行される新聞

④税率ごとに区分した経理が必要

⑤仕入税額控除には「区分記載請求書等」の保存が必要

(H35年10月1日以降は適格請求書の保存)

 

今回の改正は税率が変更になるだけでなく、軽減税率制度が導入されるため少し複雑になります。

軽減税率制度というのは、特定の品目について本来の税率の10%ではなく、8%を適用する制度です。

一般の消費者はこの制度のおかげで食料品などの税率が今まで通りで助かるのですが、事業者からすると今までになかった手間をかけなくてはいけないので結構大変です。

 

どのようなものが軽減税率の対象になるのか?経理事務はどのように変わるのか?

明日以降で詳しく説明します。

 

第2回は軽減税率制度についてです。