IT導入補助金~申請までの流れ~
2018年もIT導入補助金の交付申請受付が始まりました。
中小企業・小規模事業者が、IT導入補助金のホームページに登録されている「ITツール」(ソフトウェア・サービス等)を導入する場合、補助金が受けられます。
ソフトウェア、クラウド利用費、導入関連経費等が対象となっています。
補助率は、1/2以内、補助上限額・下限額は、上限50万円、下限15万円です。
補助金の申請
補助金の申請は、「ITツール」を提供している「IT導入支援事業者」が代理申請をします。
申請の流れは、次のようになります。
①ITツールの選択
IT導入補助金のホームページには様々な「ITツール」が登録されますので、その中から自社が導入したい「ITツール」を選びます。
②IT導入支援事業者への問い合わせ・商談
選択した「ITツール」を提供している「IT導入支援事業者」に連絡を取り商談をします。その際、IT導入補助金についての詳しい説明があるはずです。
補助金の申請や事業実績報告、事業実施効果報告を作成する時にどこまで作成してくれるのか、費用は別途発生するのか等も確認しておきましょう。
※①②については、導入したいサービスをしている事業者に直接IT補助金が使えるか聞いたほうが早いかもしれません。
③交付申請の作成及びIT導入支援事業者による代理申請
次の4つの段階に分かれます。
・電子申請画面「申請マイページ」から会社情報を入力します。
・「IT導入支援事業者」が詳細情報の聞き取りをし、申請画面に入力をします。
・「IT導入支援事業者」が入力した内容を「申請マイページ」から確認・承認します。
・「IT導入支援事業者」が代理で申請を行います。
④交付決定の通知
IT導入支援事務局から交付決定の通知が届きます。
⑤ITツールの契約、導入、代金支払い
交付決定の通知が届いた後、ITツールの契約、導入、代金支払いをします。
交付決定の通知が届く前に発注・契約・支払い等を行った場合は、補助金の交付が受けられませんので、ご注意ください。
⑥事業実績報告の作成及びIT導入支援事業者による代理申請
実際にITツールの発注・契約、納品、支払い等を行ったことが分かる証憑を提出します。
・事務局指定の様式に従い、証憑書類を用意します。
・「IT導入支援事業者」が必要な情報や証憑を取りまとめ、事業実績報告を作成します。
・「IT導入支援事業者」が作成した内容を確認・承認します。
・「IT導入支援事業者」が代理で事業実績報告を行います。
⑦補助金交付手続き
事業実績報告が完了し補助金額が確定すると、「申請マイページ」で補助金額の確認ができるようになります。その内容を確認した後に補助金が交付されます。
⑧事業実施効果報告の作成及びIT導入支援事業者による代理申請
ITツール導入後5年間、4月1日から翌3月末日までの1年間における生産性向上等に関する情報を、事務局に事業実施効果報告します。
まだ詳しい手続き方法が公開されていませんが、③の交付申請と同様の流れになりそうです。
以上がおおまかな流れですが、IT導入支援事業者がフォローしてくれるはずなので、難しくはないと思います。
交付申請期間
一次公募だけ日にちが確定していて、2018年4月20日から6月4日となっています。
二次公募は6月中旬、三次公募は8月中旬開始予定です。
IT関連の導入を予定している方は検討してみてください。
上記について不明点がございましたら、名古屋市東区の会計事務所、末松会計事務所にお尋ねください。