COLUMN経営コラム

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クラウド会計ソフトのapiとは? データ移行・クレジット連携はできる?

2022.09.15

経理クラウド

みなさんは「api」はご存知でしょうか?
apiは、会計や経理において必要不可欠な技術・サービスと言えますが、「何となくイメージはできるけど、あまりよくわかっていない」と言う方が多いのではないでしょうか。

そこで、この記事ではクラウド会計の「api」をテーマに解説をします。
この記事を最後までお読みいただければ、apiのキホンやメリットについ理解できることでしょう。

クラウド会計ソフトの「api」とは?

そもそも「api」とは、「Application Programming Interface」の略語で「アプリケーションとプログラムを繋ぐもの」と言う意味があります。
そして、「api連携」は、2つのアプリケーションサービスがデータを連携し合うことです。

クラウド会計ソフトでも、このapiが採用されています。
具体的には、決済や勤怠、給与計算、経費精算、POS等、さまざまなシステムと会計ソフトがapi 連携を通じて、繋がっているのです。

このapi連携があるからこそ、私たちはさまざまなサービスを1つのソフトで一元的に管理できています。これが「クラウド会計ソフトが便利」と言われる所以でしょう。

クラウド会計ソフトのapiのメリットは?

では、そんなクラウド会計ソフトのapiについて、どのようなメリットがあるのでしょうか?

ここからは「クラウド会計ソフトのapiのメリット」について、解説します。
ここで解説する内容は、次の5つです。

  1. 煩雑な入力作業がゼロに
  2. データの入力ミスがゼロに
  3. クラウド会計対応のキャッシュレス(クレジット、電子マネー)の幅が広い
  4. クラウド会計を使った「電子帳簿保存法」の対応がラクに
  5. クラウド会計のデータをラクに移行できる

それではそれぞれ確認していきましょう。

メリット①:煩雑な入力作業がゼロに

メリットの1つ目は、煩雑な入力作業がゼロになることです。

クラウド会計ソフトでは、銀行口座やクレジットカード等の金融サービスとも連携できます。連携することにより、口座残高や決済内容を直接会計ソフトに反映させることができます。

銀行口座とクレジットカードの出入金状況も把握できますし、煩雑な入力作業をゼロにできるところが、apiの最大のメリットとも言っても過言ではないでしょう。

メリット②:データの入力ミスがゼロに

メリットの2つ目は、データの入力ミスがゼロになることです。

先ほども解説の通り、apiは各サービスのデータを直接会計ソフトに反映させます。そのため、元のデータが誤っていない限り、会計・経理にミスが生じることはありません。

手作業でミスが生じやすかった点を解消できるのは、apiの魅力と言えるでしょう。

メリット③:クラウド会計対応のキャッシュレス(クレジットカード、電子マネー)の幅が広い

メリットの3つ目は、クラウド会計対応のキャッシュレス(クレジット・電子マネー)の幅が広いことです。

クラウド会計のapiには、銀行口座やクレジットカード以外にも、さまざまなサービスが連携されています。
最近では、さまざまなキャッシュレス決済がありますが、「PayPay」や「d払い」と言ったQRコード決済まで対応しています。どんどんサービスの幅が広がっているのは、魅力的と言えるでしょう。

メリット④:クラウド会計を使った「電子帳簿保存法」の対応がラクに

メリットの4つ目は、クラウド会計を使った「電子帳簿保存法」の対応がラクになることです。

電子帳簿保存法とは、従来、紙で保管されていた帳簿書類の電子データ化と保管を可能にし、また電子で保存する場合のルールを定めた法律を指します。

この電子帳簿保存法の対応についても、api連携が可能なサービスがあり、活用できます。そのため、スキャン対応等の面倒な手間をラクにすることが可能となりました。

これもやはり魅力的と言えるでしょう。

メリット⑤:クラウド会計のデータをラクに移行・共有できる

メリットの5つ目は、クラウド会計のデータをラクに移行・共有できることです。

クラウド会計ソフトでは、勤怠管理や給料計算、経費精算等のサービスとも連携できます。ただ、データをそのシステムごとに入力するのはかなり面倒と言えますよね?

クラウド会計システムでapi連携されたデータは、他システムに移行・共有することも可能です。

もちろん会計ソフトにもよりますが、例えば『マネーフォワードクラウド会計』では、会計業務以外のサービスにもデータを移行・共有できます。これにより、バックオフィスの効率化を図ることができ、みなさんがより事業に集中できる環境を整えられるでしょう。

この記事のまとめ

この記事ではクラウド会計の「api」のキホンやメリットについて、解説しました。
この記事の内容をおさらいすると次の通りです。

「api」とは、「2つのアプリケーションサービスがデータを連携し合うこと」

クラウド会計のapiのメリット

  1. 入力作業やミスがゼロに
  2. さまざまなキャッシュレス決済、クレジットカードに対応
  3. 「電子帳簿保存法」の対応やデータの移行・共有がラクに

この記事で解説の通り、apiの活躍により、クラウド会計ソフトが日々進化を遂げています。ただ、進化を遂げていても「使うこと」ができなければ、意味がありません。

ぜひ、クラウド会計ソフトのapiを活用し、みなさんの会計・経理をどんどんラクにしてください!

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この記事の執筆者

末松和真

税理士法人FLAGS代表社員。税理士。 (株)FLAGSホールディングス 代表取締役 税理士として税務・会計はもちろんの事、経営支援・クラウド会計支援・融資実行・補助金に強く、幅広い知識とサービスで企業の成長を支援している。