COLUMN経営コラム

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クラウド会計で確定申告をしよう!申告手順や必要書類とは?

2022.09.20

経理クラウド

今、クラウド会計ソフトを使っているけど…
「どうやって確定申告をしたらいいの?」「日常業務で何をしておくべき?」「確定申告するために、必要情報や書類はある?」などなど。

確定申告をするために、やらなければならないことが分からない…
という個人事業主・フリーランスの方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、クラウド会計ソフトで確定申告をしたい!という方が、知っておくべき手順や必要書類について解説していきます。

青色申告or白色申告のどちらにするかを決めよう!

まず、確定申告でよく耳にする『青色申告』と『白色申告』について、簡単に説明をします。

『青色申告』・・・最大で65万円の控除が受けられる申告方法。税制の優遇制度を使う事前申請の必要がある。
『白色申告』・・・税制の優遇制度はないが、帳簿の作成が簡易な申告方法。事前申請はいらない。

青色申告をするには、「開業届」と「青色申告承認申請書」を税務署に提出しなければなりません。

この届出を事前にしていない場合は、自動的に白色申告となります。そのため、確定申告をする前にどちらで申告を行うのか?を決める必要があります。

どちらの申告であっても、多くのクラウド会計ソフトが対応しており、申告書類を会計ソフトで作成して印刷すれば、そのまま税務署に持っていくだけでいいので、簡単です。

クラウド会計ソフトで確定申告をする手順

申告方法が決まったら、次は会計ソフトでの処理をしていきましょう。

1.クラウド会計ソフトの初期設定をする

事業者情報や連携データの登録を行います。データを連携するときに、ネットバンクのログインID、パスワードを使用するので、準備しておきましょう。

2.仕訳内容の確認or手入力を行う(1月~12月)

【1】で取り込んだデータが、上手く連携できていなかったり、誤った仕訳になったりしている可能性もあるので、修正を行う必要があります。まったく取り込めていなかったという場合は、手入力をしましょう。確定申告期間中に仕訳をしていると、申告期限に間に合わない・・・なんてこともあるので、定期的に入力を済ませておきましょう。

3.確定申告の必要書類を集める(10月~翌年2月)

必要書類の詳細については、次の段階で説明をしているので、そちらをご確認ください。

4.確定申告をする(翌年2月~3月)

申告をスムーズにするためにも、申告期間までに【1】~【3】を済ませておきましょう。

確定申告をするために用意するもの

☑確定申告書

確定申告書には、申告書AとBの2パターンがあります。

『申告書A』・・・給与所得や公的年金、雑所得などを申告するための確定申告書です。会社員の方や年金受給者が、ふるさと納税や医療費控除などを受けるために確定申告をするといった場合に使われます。

『申告書B』・・・全ての所得で使うことができる確定申告書です。Aに比べると記載する箇所が多いのが特徴ですが、青色申告や白色申告を行うことができます。副業をしている会社員や個人事業主が、確定申告書Bで申告をします。

☑本人確認書類

マイナンバーカードの表面と裏面の写しを添付します。マイナンバーカードがない場合は、マイナンバーが分かるもの(マイナンバー通知カードや住民票など)と身元確認書類(運転免許証、健康保険証、パスポートなど)の写しの2種類を添付します。

☑銀行口座の情報がわかるもの

税金の還付がある場合に、振込先として使用されます。写しを確定申告書に添付する必要はありませんが、口座情報を確定申告書に記載しなければならないので、用意しておきましょう。

☑所得を証明できるもの(源泉徴収票)

給与所得のある方は、源泉徴収票を用意する必要があります。会社員やダブルワークなどで2か所以上から給与を受け取っている人で確定申告をする方が対象です。個人事業主などで給与所得がないという方は、源泉徴収票はいりません。金額の申告は必要ですが、源泉徴収票の添付は不要となっています。

☑所得控除や税額控除の適用を証明できるもの

医療保険、生命保険、災害保険、住宅ローン、ふるさと納税などの支払いがある場合、控除をうけられます。

☑青色申告決算書(青色申告をする場合)

☑収支内訳書(白色申告をする場合)

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この記事のまとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は「クラウド会計ソフトで確定申告をしたい!という方が、知っておくべき手順や必要書類について解説をしました。

この記事の内容をおさらいすると次の通りです。

☑青色申告or白色申告かを決める
☑クラウド会計ソフトで確定申告をする手順は、
❶初期設定⇒❷仕訳内容の確認or手入力(1月~12月)
⇒❸確定申告の必要書類を集める(10月~翌年2月)
⇒❹確定申告をする(翌年2月~3月)
☑クラウド会計ソフトを導入するなら、マネーフォワードの1択

個人事業主の方は上記内容を参考に!クラウド会計ソフトを使って、確定申告の準備を進めていきましょう!

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この記事の執筆者

末松和真

税理士法人FLAGS代表社員。税理士。 (株)FLAGSホールディングス 代表取締役 税理士として税務・会計はもちろんの事、経営支援・クラウド会計支援・融資実行・補助金に強く、幅広い知識とサービスで企業の成長を支援している。