COLUMN経営コラム

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【法人・個人】確定申告の質問を電話ですぐ行う|音声案内も迷わない

2022.08.19

税務

確定申告を自身で行う場合、疑問の解決をいかにスムーズに行うか?が非常に大切です。

疑問点がよく出てくる上に、自力での解決に時間がかかりすぎる場合があるからです。

この記事では、確定申告の質問を素早く電話で行い、スムーズに回答を得られるようご案内します。

下の目次より知りたい内容をご選択ください。

確定申告の質問を電話で今すぐ行う

こちらの見出しでは、「電話をかけるための基本情報」と「電話では回答を得られない場合」をご案内します。

今すぐ電話で質問するための基本情報

確定申告に関する一般的な質問は、国税局電話相談センターに電話すれば適切な回答を得られます。

国税局電話相談センター
電話番号確定申告提出先の税務署
国税庁のこちらのページで電話番号がわかります)
受付時間8:30〜17:00
(土日祝・年末年始を除く)
対応者国税局職員
注意点一般的な質問でない場合、回答を得られないことがある。
(どのような場合に回答を得られないかは、次の見出しで具体的に解説しています)

※ 2022年8月時点の情報です。最新の情報は国税庁のこちらのページをご確認ください。

電話で回答を得られない場合とは?

誰が質問しても同じ答えが返ってくるような質問なら国税局電話相談センターで回答を得られるのですが、電話では回答を得られない場合もあります。

  • 実際の確定申告書を見ないと回答できない場合
  • 具体的に事実関係を確認しなければ回答できない場合 など

つまり、個別具体的な判断が必要となる場合です。

上記に該当する場合、税務署で面談相談ができますのでこちらの見出しに従って事前予約を行ってください(電話で事前予約できます)。

あるいは電話にこだわらず最適な質問方法を見つけたい場合は、以下の記事で解決なさってください。

▼ 解決方法一覧(解説あり)
【法人・個人】確定申告の問い合わせ先|最適な相談先がすぐにわかる

電話がかかった後の流れ|自動音声案内で困らないために

国税局電話相談センターに電話をかけると、自動音声案内が流れます。

戸惑い音声案内を何度も聞き直すことにならないよう、操作の流れをご案内いたします。

  1. 音声案内に従って「1」を選択(確定申告期は「0」を選択)
  2. 音声案内に従って「法人の場合は4」「個人の場合は1」を選択
  3. 国税局の職員と話せるので、質問し回答を得る

【手順1】音声案内に従って「1」を選択(確定申告期は「0」)

音声案内「こちらは○○税務署です。これから3つの番号をご案内しますので、ご用件の番号をお選びください」の後、1〜3の説明が流れる。

国税局電話相談センターにつないでほしいので、「1」を選択します(個人の確定申告の時期は確定申告相談センターが設置されるので「0」を選択)。

「1」を選択すると国税局電話相談センターにつながり、次の音声案内が流れます(手順2へ)。

※「番号が確認できません」という音声案内があった場合、「*」や「♯」を押してから番号を選択することで番号入力できます。

【手順2】音声案内に従い「法人の場合は4」「個人の場合は1」を選択

音声案内「これから6つの番号をご案内しますので、相談する番号をご選択ください」の後、1〜6の説明が流れる。
  • 法人税の確定申告の質問・・・「4」を選択
  • 個人の所得税確定申告の質問・・・「1」を選択

「4」または「1」を選択すると、国税局の職員が電話口に出ます。質問し回答を得ましょう。

特定の質問を電話でしたい(e-Tax・消費税軽減税率)

以下については、専用の窓口に電話した方がスムーズに解決できます。

  • e-Taxの使い方
  • 消費税軽減税率(こちらは消費税の申告に関する質問です)

e-Taxの質問を電話でしたい

e-Taxの使い方については、専用の窓口でスムーズに解決できます。

詳しい問い合わせ方法や相談可能内容については、こちらの記事をご覧ください。

電話窓口について|e-Tax HP

消費税軽減税率の質問を電話でしたい(フリーダイヤル)

軽減・インボイスコールセンターに電話すると、無料で適切な回答が得られます。

軽減・インボイスコールセンター
(消費税軽減税率・インボイス制度電話相談センター)
電話番号0120-205-553
(無料のフリーダイヤル)
受付時間9:00〜17:00
(土日祝・年末年始を除く)
対応者国税局職員
注意点消費税軽減税率に関する一般的な質問に回答。
(個別具体的な内容は、回答を得られないことがある)

※ 2022年8月時点の情報です。最新の情報は国税庁のこちらのページをご確認ください。

国税局電話相談センターからも質問可能

上記のフリーダイヤルからではなく国税局電話相談センターから、消費税軽減税率の質問をすることも可能です(最初の音声案内で「3」を選択)。

しかし、国税局電話相談センターは電話料金がかるため、上記のフリーダイヤルへの電話がおすすめです。

国税局電話相談センターの使い道として、電話機の種類によってフリーダイヤルがつながらない場合国税局電話相談センターに電話すれば専用窓口に取り次いでもらえます(電話料金はかかります)。

また、消軽減税率ではなく消費税の一般的な質問をしたい場合も、国税局電話相談センターを利用します(音声案内で「1」→「5」と選択)。

電話では解決できない質問もある → 税務署で面談相談

お伝えしてきましたとおり、電話で回答を得られない場合は税務署で面談相談が可能であり、面談相談には事前予約が必要です。

この見出しでは、事前予約を電話で行う流れをご案内します。

【電話で回答を得られない場合とは】

  • 実際の確定申告書を見ないと回答できない場合
  • 具体的な事実関係を確認しなければ回答できない場合 など

面談相談の事前予約を電話で行う流れ

事前予約の流れは以下の3ステップです。

  1. 国税局電話相談センターに電話をかける
  2. 自動の音声案内に従って「2」を選択
  3. 所轄税務署の職員と話せるので、面談の事前予約を行う

この記事のまとめ

この記事では法人・個人に向けて、確定申告の質問を電話でする方法を解説してまいりました。

  • 「確定申告に関する”一般的な”質問」は、国税局電話相談センターで回答を得られる
  • 自動音声案内が流れるので、不安な場合は記事でご案内したとおりに数字を選択すればスムーズ
  • 「e-Taxの使い方」「消費税軽減税率」については専用の電話窓口で回答を得られる

記事内容が役に立ち、確定申告のストレスや労力を減らしていただけましたら幸いです。

また、さらなる確定申告の効率化、制度把握による節税などをご検討される場合はお気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちら

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この記事の執筆者

末松和真

税理士法人末松会計事務所代表社員。税理士。 (株)FLAGSコンサルティング 代表取締役 税理士として税務・会計はもちろんの事、経営支援・クラウド会計支援・融資実行・補助金に強く、幅広い知識とサービスで企業の成長を支援している