COLUMN経営コラム

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税理士検索freeeは税理士探しに有効か? | 利用方法や税理士選びのポイントも紹介します!

2021.08.08

税務

個人事業主や中小企業の経営者にとって、税理士は不可欠のパートナーです。税理士が役に立つ場面は例えばこんなことです。

  • 決算や税金の申告
  • 経営・会社運営の相談
  • 相続など将来にわたるお金や人生設計

起業されたばかりの方や、現在の税理士のサービスに満足できていない方など、新しい税理士を探しておられる方も多いと思います。
この記事では、もっとも知名度の高い税理士検索サービスfreeeの使い方を解説します。

税理士を選ぶポイントも説明しています。ぜひ、最後までお読みいただき、個人事業主や中小企業経営者の方にご参考いただければと存じます

税理士検索freeeとは

税理士検索freeeは、無料で税理士を検索できるサービスです。無料で利用でき、検索だけなら登録も不要です。freeeの問い合わせフォームから直接コンタクトすることもできますし、freeeに無料登録すれば、要望に応じた税理士事務所を紹介してもらうことも可能です。

freeeとは?

freeeは、主に個人事業主や中小企業を対象としたクラウド会計サービスです。この手のサービスではもっとも知名度が高いでしょう。小規模な個人事業主であれば、freeeのサービスを利用するだけで日々の会計業務から確定申告までほとんど一括して行うことが可能です。

そのfreeeが「税理士の紹介サービス」を提供しているのは、取りも直さず、経営や税務申告にはプロフェッショナルである税理士のアドバイスが不可欠だからです。

税理士検索freeeの使い方

税理士検索サービスfreeeに、各種条件を入力して「検索する」ボタンを押すだけです。
最初は「かんたん税理士検索」から検索して、様子を見てみましょう。その後、ページ下の方の「依頼内容」「業種」などから絞り込んでいくと、徐々にあなたのニーズにマッチした事務所が出てきます。

気になった事務所には問い合わせ(無料)をしてみます。対応や面談を経て、契約するかどうかを判断して下さい。

税理士検索freeeのメリット・デメリット

freeeで税理士を探すと、どんなメリットやデメリットがあるでしょうか?
結論からいいますと、直接的なデメリットはありません。ですが、税理士を探すメリット・デメリットは長いスパンで考える必要があります。

税理士検索freeeのメリット

freeeで税理士を検索すると、以下のようなメリットがあります。

無料で利用できる

freeeには有料プランもありますが、最初は無料で登録でき、税理士検索も無料の範囲内で利用できます。
資金に余裕のない個人事業主や中小企業には非常に便利なサービスだと言えます。

検索条件の細かさ

税理士検索freeeの検索条件は大変分かりやすく整備されており、地域や業種はもちろん、代表税理士の性別や年齢でも絞り込めるようになっています。

税理士検索freeeのデメリット

freeeの税理士検索では、以下の点に注意しましょう。

「認定アドバイザー」の星の数は何を意味するのかに注意!

検索すると「認定アドバイザー★★★☆☆」のように、評価値のようなものが表示されますが、これは「freee」システムの習熟度などを示すもので、必ずしも税理士・経営アドバイザーとしての能力を表すものではありません。過去の業績に対して顧客から付けられた点数でもありません。

会計ソフト乗り換えのリスクやコスト

freeeで見つけた税理士と契約する場合、会計システムそのものをfreeeに移行しなければならない場合もあります。これまでのデータを移行したり、現行の会計システムを改変したりといった作業が必要になる場合があります。

税理士検索freee以外の税理士の探し方

税理士検索freeeを利用する以外にも、様々な税理士の探し方があります。以下では3つの税理士の探し方を紹介します。

ネットで検索する

「税理士」と検索するだけで、お住いの地域の税理士がいくつか検索できるでしょう。現代はインターネットが非常に便利な時代であり、これを利用することにより、特別なサービスを利用しなくても税理士を探すことができます。問題は、どんな税理士なのかはホームページ等からでは判断しにくいことです。

知人などに紹介してもらう

最も信頼度が高いのは、信頼できる知人や取引先などに税理士を紹介してもらうことです。ただし、銀行や主要取引先などに税理士を紹介してもらった場合には契約を解消することが困難となる可能性を考慮しましょう。

セミナー・交流会

税理士事務所は、確定申告や補助金などいろいろなテーマでセミナーや講習会を開催していることがあります。
また、地域の異業種交流会などでも税理士と出会えるチャンスがあります。
こういったところで税理士の人となりに触れることができれば、信頼できるかどうか判断するいい材料となるでしょう。

税理士選びのポイント

税理士の選択肢は数多くあります。上記のような方法で検索してみればそれがよくわかると思います。
では、実際に契約する税理士はどうやって選べばよいでしょうか?
税理士選びはそれだけで一記事にするべき重要問題ですが、ここでは2つのポイントだけを紹介します。

代表税理士・担当者との相性

代表税理士の年齢や経営思想は結構重要です。税理士は「税金をやすくしてくれる人」ではありません。税金の申告を代行してくれるとともに、その多くの経験を用いて、経営者の方の様々な相談に答えることができる心強いパートナーです。
あなたが安心して人生の節目で相談できるような税理士を選びましょう。

税理士に何をして欲しいか

「税理士は節税だけやってくれればいい」という経営者の方もおられるでしょう。そういった需要も、税理士検索freeeのような検索サービスはカバーしています。
ですが、永続する会社・商品・サービスを考えておられる方は、何でも相談できる税理士に依頼されることをお勧めします。

まとめ:税理士との出会いは何がきっかけでもいい! | いい関係を築こう!

経営者と税理士がよりいい関係であればあるほど、事業の成功率が高まります。きっかけはfreeeでも、紹介でもなんでもいいのです。税理士とよりよい関係を築くようにしましょう。また、良い関係が築けそうな税理士を選ぶようにしてください。

税理士は「頼ってくれる経営者」を求めています。なんとか力になりたいと思っているのです。

当事務所も、そんな事務所の一つでありたいと日々精進しています。ぜひ、こちらの相談フォームをお試しください。

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この記事の執筆者

末松和真

税理士法人FLAGS代表社員。税理士。 (株)FLAGSホールディングス 代表取締役 税理士として税務・会計はもちろんの事、経営支援・クラウド会計支援・融資実行・補助金に強く、幅広い知識とサービスで企業の成長を支援している。