COLUMN経営コラム

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会計ソフトの使い方ってどう学ぶ?本&セミナーの活用方法を解説!

投稿日:2022.06.26

更新日:2025.02.25

経理クラウド

会計業務をオンライン上で簡単に管理できるものとして、『クラウド会計』が注目されています。クラウド会計は従来の会計ソフトとは異なり、インストールする必要がないため、いつでもどこでも会計処理が可能です。

しかし!クラウド会計を導入しても、使いこなせないと業務の効率化が図れなかったり、効率が悪くなったりしてしまう恐れもあります。

そこで今回は、クラウド会計の使い方を知るうえで役に立つ本の紹介をします。入門書を選ぶポイントやおすすめの本を取り上げるので、ぜひ参考にしてください。

これでクラウド会計の使い方もマスターできるでしょう。

この記事は各分野のプロフェッショナルが在籍する団体が執筆を担当していますから、安心してお読みください。

クラウド会計を学ぶなら本がおすすめ!初心者向けガイド

クラウド会計を使ったことがない人は、初心者でもうまく使えるだろうかと不安になっていることでしょう。慣れない操作でミスは起きないか、十分機能を使いこなせるか。本当に自分や自社のために役立つだろうかなどの不安です。

その不安解消のためには実際にクラウド会計について学ぶしかないのですが、その方法はいくつかあります。その中で今回おすすめするのが本による学習です。

本でクラウド会計について学ぶと、体系的で深い知識が身に付きます。実際にクラウド会計を使ったことがない人にも役立つような基礎から学べる本もあります。

知識と理論だけでなく、実践面のやり方も本が教えてくれるものです。クラウド会計についてはオンラインで学ぶ方法もありますが、本による学習の方がじっくりと取り組みやすいでしょう。

深く掘り下げながら、徹底的に学ぶ手段として本はおすすめです。

クラウド会計の入門書を選ぶポイントとは?

クラウド会計の入門書を選ぶ際は押さえておきたいポイントがあるので解説しましょう。

まず、自分の知識レベルを確認したうえで選ぶのが大事です。入門書といった場合は、初心者の知識レベルになるでしょう。基礎から使い方を教えてくれる本で、その後の応用の土台になるようなものがおすすめです。

少し知識がある、やや発展した使い方が知りたいというのなら、実践向けの本を選んでみましょう。そのような本には具体的な操作方法や事例も詳しく説明されているでしょうから、応用的な使い方も学べます。

クラウド会計といってもいろいろな種類があり、それぞれ特徴が異なっています。各クラウド会計の特徴を知りたいというのなら、比較本を選んでみてはいかがでしょうか。比較本を参考にしながら、自分や自社に適したクラウド会計を選択することができます。

著者の信頼性と専門性も選ぶうえで大事な要素です。クラウド会計に精通し実績のある著者による本なら、内容にも信頼性があり、安心して参照できます。著者の経歴やレビューも確認したうえで選んでみましょう。

本の出版日のチェックも忘れてはいけません。オンライン情報に比べて、本は最新情報を掲載しにくい媒体です。少し古い本になると、最新のクラウド会計にマッチしない情報が載っていることもあります。

そのため、できるだけ新刊に近い本を選んで、利用するクラウド会計と照合させることが大事です。

クラウド会計を学ぶのにおすすめの本7選(初心者~実務向け)

クラウド会計を学ぶ本の選び方がわかったところで、具体的なおすすめの本を紹介することにしましょう。

①エンジニアが学ぶ会計システムの「知識」と「技術」(実務者向け)

画像引用元:エンジニアが学ぶ会計システムの「知識」と「技術」(広川 敬祐 五島 伸二 小田 恭彦 大塚 晃 川勝 健司 広川 敬祐)|翔泳社の本

『エンジニアが学ぶ会計システムの「知識」と「技術」』は翔泳社から2020年3月13日に発売された会計システムに関する本です。クラウド会計だけについての本ではありませんが、会計や会計ソフトの基礎から複雑な知識を学べるような本になっています。

会計システムを利用するに当たって押さえておかなければいけない売掛金と買掛金、前渡金と前受金などの言葉の意味も解説。また、最近のクラウド会計の技術に関する説明もあり、最新情報の把握にも万全を期しています。

最近は、会計システムと他の業務システムとの連携の必要性も高まり、内容も複雑化していますが、この点についても本書で解説しています。

エンジニアと会計システムとの接点も取り上げ、構築展や留意点についても説明。クラウド会計について大切な情報を網羅している本と言えるでしょう。

②ちいさなビジネス経営の味方 クラウド会計ソフトfreeeで確定申告を1日で完了させる本(初心者向け)

画像引用元:ちいさなビジネス経営の味方 クラウド会計ソフトfreeeで確定申告を1日で完了させる本 | 森岡 まこぱ |本 | 通販 | Amazon

『ちいさなビジネス経営の味方 クラウド会計ソフトfreeeで確定申告を1日で完了させる本』はマイナビ出版から2016年12月27日に発売された本です。クラウド会計のfreeeについて基本的な説明をしています。

最近は小規模なビジネスを展開する人も多く、税理士を雇うほどではないというケースもよくあります。その際に利用するのが個人事業主用のクラウド会計ですが、使い方がよくわからないという人もいるでしょう。

そのような人におすすめなのが本書です。freeeのマニュアルとしてイラストも交えながらわかりやすく説明してくれます。これで個人事業主の確定申告も確実にできるようになるでしょう。

③できる税理士は知っている これならうまくいくクラウド会計(専門家向け)

画像引用元:できる税理士は知っている これならうまくいくクラウド会計 / 第一法規ストア

『できる税理士は知っている これならうまくいくクラウド会計』は第一法規株式会社から2018年3月2日に発売された本です。編著者は一般社団法人 クラウド経営協会となっています。

こちらは税理士向けにクラウド会計を説明しためずらしい本です。類著は他にはないようです。税理士がクラウド会計を導入するに当たって必要な知識と情報が説明されています。ITに精通していない税理士のためにもわかりやすく解説。

2018年発売なので、現在は違った状況になり、多くの税理士がクラウド会計を使っているでしょうが、導入ポイントなどを知る際に役立つでしょう。旧ソフトからの移行方法やセキュリティに関する説明もあります。

④会計事務所と会社の経理がクラウド会計を使いこなす本(実務向け)

画像引用元:会計事務所と会社の経理がクラウド会計を使いこなす本―――これ1冊ですべてわかる! | 土井 貴達, 米津 良治, 河江 健史 |本 | 通販 | Amazon

『会計事務所と会社の経理がクラウド会計を使いこなす本』はダイヤモンド社から2017年1月14日に発売されました。著者は公認会計士や税理士です。

内容はクラウド会計によって会計と経理業務が軽減する仕組みやクラウド化のメリット・デメリット、導入から運用までの流れなどです。クラウド会計をどう活用したらいいのかが詳しく説明されています。

⑤アプリでかんたん確定申告 青色申告をラクに済ませるfreeeの使い方から節税のコツまで (初心者向け)

画像引用元:アプリでかんたん確定申告 青色申告をラクに済ませるfreeeの使い方から節税のコツまで | 村井 隆紘, 藤井 浩平 |本 | 通販 | Amazon

『アプリでかんたん確定申告 青色申告をラクに済ませるfreeeの使い方から節税のコツまで 』は2019年10月12日、技術評論社から発売された本です。

青色申告というと白色申告よりも面倒で、日々の仕事に追われている人はなかなか手が回らないものです。その青色申告をクラウド会計アプリで簡単にできるように説明したのが本書です。

レシート入力から、クレジットカードや銀行口座のデータ処理まで効率化してくれるfreeeの使い方がわかります。経費関連の節税のポイントまで説明してくれます。

本書を読めば、難しいと言われる青色申告もクラウド会計でバッチリできるでしょう。

⑥クラウド会計を活用した電子帳簿保存法対応の実務(実務者向き)

画像引用元:クラウド会計を活用した 電子帳簿保存法対応の実務 | 日本法令オンラインショップ

『クラウド会計を活用した電子帳簿保存法対応の実務』は2023年1月21日に日本法令から発売された本です。

電子帳簿保存法の施行により会計業務のあり方も変わりつつありますが、クライド会計を使用した対応の仕方を説明しているのが本書です。クラウド会計の導入もサポートしながら、電子帳簿保存法のポイントも解説。

現代の会計業務には欠かせない本になりそうです。

⑦会計事務所クラウド化マニュアル ~AI時代のサバイバル戦略~ (実務者向け)

画像引用元:会計事務所クラウド化マニュアル | 書籍EC | 清文社

『会計事務所クラウド化マニュアル ~AI時代のサバイバル戦略~ 』は2019年3月4日に清文社から発売された本です。本書は会計事務所の業務全般をクラウド化させるための指南書です。クラウド会計の使い方の説明書ではないので、初心者向きではないでしょう。

著者もクラウド化のノウハウを会計事務所に提供する仕事をしています。ただ、本書の立場として必ずしも業務のクラウド化が必要だと押しつけるのではなく、読者の判断に任せています。

クラウド会計の基礎知識|本を読む前に知っておきたいこと

クラウド会計については本を読む前に知っておきたい基礎知識があります。そこでその概要や仕組みを簡単に解説しておきましょう。

会計ソフトは初心者でも入力できる 

会計ソフトを使ったことがない人は、初心者でも入力できるのだろうかと不安になっているかもしれませんが、心配は無用です。初心者でも問題なく入力できます。その理由を説明しましょう。

画面の指示に従って必要なデータを入力し、会計ソフトが自動的に仕訳や帳票を生成

会計ソフトを初心者が入力できる理由の第一は、画面の指示に従って必要なデータを入力すればいいからです。特に難しく考える必要はなく、決められた手順通りに数値や情報を入力することで、会計ソフトが自動的に仕訳や帳票を生成してくれます。

 複雑な計算や帳簿の作成を手間なく行えるため、簿記の知識がなくても問題ない

会計ソフトを初心者が入力できる理由の第二は、簿記の知識が必要ないことです。複雑な計算や帳簿の作成の手間も不要です。

 会計ソフトが帳簿への転記や集計は自動的にやってくれるので、簿記初心者であっても入力業務に支障は生じません。

 ただ、簿記の知識がある方がいいことは確かです。簿記の知識があれば取引を正確に入力でき、仕訳もスムーズに行え、会計の全体像も把握しやすくなります。

 それでも、簿記の知識がないから会計ソフトを使いこなせないということはありません。

経理や会計の専門家がいない個人事業主や中小企業でも、効率的かつ正確な会計業務を行うことが可能

会計ソフトを初心者が入力できる理由の第三は、経理や会計の専門家がいない個人事業主や中小企業でも会計業務を行えることです。

 個人事業主の場合は経理や会計の専門家ではないでしょうし、中小企業でも専門家を雇う余裕がないことがあるでしょう。

 そのようなときにどのように会計業務を行うかが課題になりますが、会計ソフトが解決してくれます。会計ソフトは複雑な操作をしなくても、効率的かつ正確な会計業務ができるようになっています。

 初心者でも簡単に入力できるでしょう。

クラウド会計を本と実践で学ぶ!効率的な勉強方法3選

クラウド会計については本で学ぶこともできますが、クラウド会計そのものを使いながら実践で学ぶ方法もあります。その方法を紹介しましょう。

メーカーの公式ホームページで確認する

クラウド会計の使い方を調べる上で最も一般的な方法は、メーカーのホームページで確認する方法です。各メーカーのホームページでは、使い方だけでなく利用者が感じた疑問に対する回答も記載されているため、不明点があっても解決しやすいでしょう。

しかし、公式ホームページに記載されている内容だけだと物足りなく感じたり、自分自身が疑問に思ったことに対する回答がなかったりします。 

そのため、メーカー公式ホームページから使い方を確認するのは基本的な操作方法や疑問点を確認するのがおすすめです。 

使い方セミナーに参加して、使い方を教わる

クラウド会計の使い方セミナーに参加するのも、クラウド会計の使い方を理解する方法の1つです。 

クラウド会計の使い方セミナーをいつ開催しているかはクラウド会計の会社によって異なります。 

ただ、確定申告の時期にはクラウド会計のセミナーを開催していることが多いため、気になる方は調べてみましょう。 

また、セミナーに参加する大きなメリットは質問できることです。公式ホームページでも質問は可能ですが、質問に対する回答に時間がかかる場合もあり、すぐに解決したい場合には向いていません。 

セミナーで質問すればすぐに回答が得られるため、気になる方は1度参加してみましょう。

クラウド会計のおすすめ書籍を活かして実践力を高めよう

クラウド会計を学ぶのにおすすめの本を紹介しましたが、ここで大事になってくるのはその書籍をいかに活用して実践力を高めるかです。その方法を説明しましょう。

まず本で基礎をしっかり学びます。基礎あっての応用であり、複雑な操作方法はそれから行えばいいのです。初心者用のクラウド会計本には基礎がわかりやすく説明されているので、大いに参考にしましょう。

次は本を通していかに実践に役立てるかです。本の種類によって効率的なクラウド会計の使い方が説明されています。その中には初心者だけでなく、実務者向けの情報が掲載されていることもあります。

その情報を実際の場面で試してみましょう。何度も試すことで習得が進みます。

本と他の学習方法の併用も大事です。本の特徴からいって、最新の情報や法改正についての説明は苦手です。どんなに新しい本を買っても、クラウド会計自体日進月歩で進化しています。

そのため、基本的な知識や操作方法は本で学び、最新情報はオンライン上から仕入れてみましょう。

まとめ|クラウド会計の本を活用して効率的にスキルアップ!

今回の記事では、クラウド会計について学べる本の情報をお届けしました。クラウド会計の知識や技術を学ぶ方法はいくつかありますが、本での学習もおすすめです。

本にはクラウド会計の基礎知識や具体的な操作方法がわかりやすく説明されています。オンラインでの学習やセミナーでの勉強にもメリットはあるものの、じっくり学びたいときは本での学習がピッタリ。

皆さんもおすすめのクラウド会計本をぜひお読みになって、しっかり学んでください。

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この記事の執筆者

末松和真

税理士法人FLAGS代表社員。税理士。 (株)FLAGSホールディングス 代表取締役 税理士として税務・会計はもちろんの事、経営支援・クラウド会計支援・融資実行・補助金に強く、幅広い知識とサービスで企業の成長を支援している。