COLUMN経営コラム

COLUMN経営コラム

【クラウド会計比較】 会計ソフト(freee、MoneyForward、弥生)の選び方って?

2022.07.29

経理クラウド

みなさんの事業の会計・経理に「クラウド会計ソフト」は導入されていますか?
導入する時にはどうしても、「何を選べばいいのか?」という悩みが尽きません。
そこで今回は、クラウド会計ソフトの選ぶ時の3つのポイントとおすすめの会計ソフトについて、解説します。
ぜひ、最後までお読みいただき、みなさんの会計・経理をどんどんラクにしていきましょう!

クラウド会計ソフトはトップシェアの3社で十分!

今では、クラウド会計ソフトはさまざまな種類が登場しています。
しかし、結論からいえば、クラウド会計ソフトのトップシェア3社から選べば問題ありません。
ちなみに、そのトップシェア3社というのは、

  1. freee
  2. Money Forwardクラウド(MFクラウド)
  3. 弥生

です。

コストやサービスだけではなく、導入された後のサポート体制を考えても、この3社を超えるものはありません。

クラウド会計ソフト選びの3つのポイントとは?

それでは、クラウド会計ソフト選びの3つのポイントを解説します。

ポイント①:簿記・会計の知識が必要かどうか

1つ目のポイントは、簿記・会計の知識が必要かどうかです。

会計ソフトを利用する上で欠かせないのが、簿記・会計の知識です。
しかし、会計ソフトを利用する際の必要な知識量は、会計ソフトによって異なります。

導入したばかりで「使い方がわからない」とならないためにも、注意しましょう。

ポイント②:各種サポート体制は整っているか

2つ目のポイントは、各種サポート体制は整っているかです。
会計ソフトを提供する各社のサポート体制は、さまざまあります。
そのため、みなさんの事業や会計・経理のスキル、また予算等の兼ね合いから必要なサポートを選ばないといけません。

ポイント③:各種サービスはどのようなものがあるのか

3つ目のポイントは、各種サービスはどのようなものがあるのかです。
仕訳や請求書作成、過去データの管理や他書類の作成など、基本的な機能は、会計ソフトの種類如何で大きな差はありません。
しかし、細かなサービスで異なるところがありますので、選ぶ時には十分に注意してください!

freee、Money Forward、弥生のそれぞれのプランを比較!

ここでは、3つのクラウド会計ソフトをそれぞれの利用者に分けて、比較していきます。

比較①:弥生とfreeeを比較!【個人事業主編】

個人事業主については、事業規模が大きくなく、最低限のサービス・サポートで十分です。
そのため、ここでは「スマート」に扱えるおすすめの2つの会計ソフトプランを比較します。

弥生(青色)
「ベーシックプラン」
freee
「スタンダードプラン」
料金 13,200円/年 26,136円/年
サービス(帳簿管理、自動仕訳、書類作成) ◯(請求書作成は月6枚以上で有料)
サポート 電話サポート チャットサポート

サービスで言えばプラン内ですべて使える「freee」、サポート面で言えば電話も対応している「弥生」となりそうですね。

比較②:中小向けの会計ソフトおすすめ比較!【中小企業編】

次に、中小企業です。
個人事業主とは異なり、事業規模が大きくなり、より多くの管理が必要となります。また、取引も多くなるため、書類作成等の機能も拡充しておく必要があるでしょう。

ここでは3社を比較します。

弥生(青色)
「ベーシックプラン」
freee
「スタンダードプラン」
Money Forward
「ビジネス」
料金 30,000円/年 28,560円/年 59,760円/年
サービス(帳簿管理、自動仕訳、書類作成)
サポート メール、電話、チャットサポート 電話、チャットサポート チャットサポート

基本的なサービス自体は変わりませんが、問題は「使い勝手」ということになります。

表面的な情報だけで判断しては失敗に。
注意して、しっかりと選びましょう。

比較③:大手企業はfreeeがおすすめ! moneyforwardは上級者におすすめ!

最後に、中小以上の法人ですが、これについては「freee」がおすすめです。

~freeeの法人プラン~

「ミニマムプラン」 「スタンダードプラン」 「おまかせパック」
料金 23,760円/年 47,760円/年 29,800円/月
+初期費用
サービス(帳簿管理、自動仕訳、書類作成) ◯+完全導入支援等

ミニマム以上となると基本的には、機能面は問題ありません。

また、細かい仕訳や経理上級者はmoneyforwardがおすすめです。
Freeeは基本的な機能はそろってますが、機能の数でいうと、moneyforwardのほうが多くあるからです。

しかし、「どの程度会計・経理にリソースを割けられるか」を考えて、サポートを選ぶことが法人にとっては必要でしょう。

この記事のまとめ

いかがでしたでしょうか?今回は、クラウド会計ソフトの選ぶ時の3つのポイントとおすすめの会計ソフトについて、解説しました。

この記事の内容をおさらいすると次の通りです。

会計ソフトの選ぶポイント
①簿記・会計の知識
②各種サービス
③各種サポート

おすすめの会計ソフト
・個人事業主は「弥生」
・中小企業は「freee」
・法人は「freee」のスタンダードプラン

この記事で解説のように3社だけでも十分なプランがあり、選ぶのに迷ってしまいます。
そのため、この記事で解説したポイント等を参考にみなさんにあった会計ソフトをお選びください。

会計ソフトだけでもみなさんの事業の発展は大きく変わるでしょう!

アバター画像

この記事の執筆者

末松和真

税理士法人FLAGS代表社員。税理士。 (株)FLAGSホールディングス 代表取締役 税理士として税務・会計はもちろんの事、経営支援・クラウド会計支援・融資実行・補助金に強く、幅広い知識とサービスで企業の成長を支援している。