COLUMN経営コラム

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クラウド会計ソフトで確定申告をスムーズに!メリットや選び方を解説
投稿日:2024.05.03
更新日:2024.05.03
税務経理クラウド
毎年確定申告の時期が近づくと、面倒な作業が生じ、煩わしいなと思っている方もいるでしょう。そこで利用したいのがクラウド会計ソフトです。クラウド会計ソフトがあれば、確定申告作業が自動化・効率化します。
今回は、そんなクラウド会計ソフトのメリット・デメリット、選び方などをご紹介しましょう。是非皆さんもクラウド会計ソフトで、青色申告や白色申告をスムーズに進めていただければと思います。
▼ この記事の内容
クラウド会計ソフトで確定申告を行うメリット・デメリット
クラウド会計ソフトで確定申告を行うと、どのようなメリット・デメリットがあるのかを考えてみましょう。
個人事業主の方がクラウド会計ソフトで確定申告をするメリット
まず、個人事業主の方がクラウド会計ソフトで確定申告をするメリットをご紹介します。
確定申告書の作成が簡単
クラウド会計ソフトを利用すれば、確定申告書の作成は簡単になります。画面の指示に従って必要事項を入力するだけで、確定申告書の作成は完了。
計算は自動でしてくれますから、計算機片手に自分で計算する必要はなくなります。専門的な経理の知識も不要です。
毎年確定申告書の作成で苦労している個人事業主の方はぜひクラウド会計ソフトを導入してください。驚くほど作成業務が簡単になります。
データ入力の手間が省ける
上記のメリットにも繋がることですが、クラウド会計ソフトを利用すれば、データ入力の手間を省けます。
ネットバンキングと連携しているクラウド会計ソフトなら、自動で記入・仕訳をしてくれます。レシートや領収書は写真撮影すれば、自動でデータ化し、取り込み。
クラウド会計ソフトで日々の記帳業務が簡単になります。
個人事業主の方がクラウド会計ソフトで確定申告をするデメリット
個人事業主の方がクラウド会計ソフトで確定申告をするメリットをご紹介しましたが、今度はデメリットの方を見てみましょう。
ランニングコストがかかる
クラウド会計ソフトの中には無料で利用できるものもありますが、月額料金を支払って利用するものもあります。月額料金を支払うということになれば、一定のランニングコストがかかるでしょう。
特にクラウド会計ソフトで青色申告を行う場合に、月額料金が発生しやすいです。そのため、実際に利用するかどうかは、月額料金と利用によってお得になる割合との兼ね合いで決めることになるでしょう。
確定申告の時期だけクラウド会計ソフトに契約し、他の時期は解約しておくという使い方でランニングコストを抑えるという方法もあります。
業種によって向き不向きがある
クラウド会計ソフトは便利なツールですが、業種によって向き不向きがあります。
個人事業主でいえば、現金での取引が多いと、記帳の手間が増え、クラウド会計ソフトのメリットを活用しにくくなります。
また、特殊な複雑な会計処理を伴う作業はクラウド会計ソフトが苦手な部分。手作業で会計処理をしなければいけないケースも出てくるでしょう。
このようにクラウド会計ソフトが対応しにくい個人事業主の業務もあるのです。
経理と確定申告の手間と時間を削減できる
クラウド会計ソフトが得意でない分野もありますが、基本的に経理と確定申告の手間と時間は軽減してくれます。
日々の記帳をクラウド会計ソフトで行っておけば、後は自動で確定申告書の作成が完了。余計な作業や計算をする必要もなくなります。
経理と確定申告の業務をできるだけラクにしたいと思ったら、クラウド会計ソフトを利用したいところです。
クラウド会計ソフトの選び方
クラウド会計ソフトを選ぶポイントを解説しましょう。
導入目的を確認
まず、クラウド会計ソフトの導入目的を確認しておきましょう。どのような業務に使うのかが明らかになることで、選ぶべきクラウド会計ソフトも変わってきます。
機能を確認
クラウド会計ソフトを選ぶときは、自社に必要な機能が備わっているか確認しましょう。基本的な売上管理や経費管理、請求書作成、税務申告などの機能は網羅してほしいところ。
そのほか、レポートの出力機能、予算管理などの機能もあるといいですね。ただ、機能が増えると、別途料金がかかることがあります。
導入時の注意点
クラウド会計ソフトを導入する際は、従業員が使いやすいかどうかがポイントになります。操作性の良くないソフトを導入してしまうと、後で利用時に苦労することになりかねず、持て余してしまうこともあるでしょう。
それから、サポート体制の充実度もチェックしておきたいところです。導入後わからない点が生じたときに、しっかりサポートしてもらえれば、その後の利用に支障が生じません。
料金・価格相場
導入するクラウド会計ソフトの料金・価格相場を確認しておきましょう。
無料のものは導入がしやすいですが、機能の制限があります。有料のものを選ぶときは、事業予算に合うかどうかをチェックする必要があります。事業運営の圧迫にあるような高額ソフトの利用は避けましょう。
青色申告のおすすめツール
青色申告のおすすめのツールはいくつかありますが、青色申告用のクラウド会計ソフトについてはこちらの記事も参照してください。
→青色申告でお困りの方必見!クラウド会計ソフト選びから各社特徴まで
こちらの記事で、青色申告におすすめのツールの選び方、おすすめツールを具体的に紹介しています。紹介されているのは以下の7ツールです。
- やよいの青色申告オンライン
- マネーフォワード クラウド確定申告
- freee(フリー)
- HANJO会計
- クラウド円簿
- ツカエル青色申告オンライン
- 商工会クラウド
それぞれのツールについて詳しい説明が記載されているので、よく比較の上、一番自社に合うと思われるものを選んでください。
青色申告は手続きが面倒ですが、ここで紹介したおすすめツールを使うようすれば、スムーズに作業を進められるようになり、最大65万円の控除も受けられるようになるでしょう。
白色申告のおすすめツール
白色申告におすすめのツールについては以下の記事が参考になるでしょう。
→クラウド会計ソフトで白色申告をより簡単に!選び方やお勧めソフトも
同記事では、白色申告ツールの選び方や各種ツールの比較が行われています。紹介されているツールは以下の3つです。
- やよいの白色申告オンライン
- マネーフォワード・クラウド確定申告
- freee会計
それぞれのツールについての詳細な説明がありますから、よく読んでチェックした上で選んでみてください。
白色申告は青色申告よりも手続きはしやすいのですが、最近はインボイス制度の導入などもあって、以前よりは手続きが複雑化しています。それだけにおすすめツールを利用して、効率よく確定申告の作成作業を進めたいところです。
ツールを利用すれば、それほど難しい手順は必要なくなり、自動的に作業をしてくれますから、ラクです。自社にピッタリのツールを選んでみましょう。
白白申告ツールの場合、無料で利用できるものも多いです。
まとめ
今回は、クラウド会計ソフトのメリット・デメリット、選び方、青色申告や白色申告におすすめのツールなどを紹介しました。
確定申告の作業で苦労しているのなら、クラウド会計ソフトを使えば効率的にできるようになります。面倒な作業も自動化されます。
確定申告は毎年行うものなので、今後の利便性を考えたら、クラウド会計ソフトに任せるのが一番です。記事ではおすすめのツールを紹介する記事も取り上げたので、ぜひ利用していただき、確定申告の作業をスムーズに進めてください。