COLUMN経営コラム

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クラウド会計の利用率は?導入実態調査・アンケート結果を公開!

2022.11.22

経理クラウド

「会計業務をスムーズにしたい」
「経理部もテレワークできるようにしたい」
「初期費用にあまりお金をかけたくない」
といったことから、クラウド会計ソフトの導入を検討されている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は!『クラウド会計の実態調査・背景』をテーマに!
アンケート、法人の導入実態調査、歴史、市場規模、普及率など、クラウド会計の背景について、解説していきます。

クラウド会計ソフトの法人導入実態調査(2017年)

国内法人におけるクラウド会計ソフトの導入実態調査結果は以下の通りです。

中小企業等での会計ソフトの利用率…54.1%
(利用者の内訳) インストール型…85.5%  クラウド型…14.5%

会計ソフトの利用率は半分ほど。インストール型が大半で、クラウド型の利用者は少数派というアンケート結果となりました。クラウド会計の市場規模はまだ小さく、これから普及率が高まっていくことでしょう。

調査方法:Webアンケート
調査団体:MM総研
調査対象:従業員300人以下の中小企業等8,851社
調査時期:2017年8月現在
MM総研 

クラウド会計ソフトの意識に関するアンケート結果(2021年)

【Q1】クラウド型会計ソフトは知っている?利用状況は?

1位 『名前は知っているが、機能や特徴はよく知らない』(27.8%)
2位 『利用に興味はあるが、実際に利用したことはない』(18.8%)
3位 『勤務先で現在利用している』(17.7%)
4位 『知らない / 聞いたことがない』(16.9%)
5位 『機能や特徴は知っているが、利用する気はない』(15.7%)
6位 『勤務先で利用したことがあるが、現在は利用していない』(3.2%)

【Q2】クラウド型会計ソフトを導入した理由

1位 『バックアップが必要なく、PCが壊れたり買い替えの際も安心だから』(69.2%)
2位 『税理士に仕訳で必要なデータを送ったりする手間を無くしたいから』(61.6%)
3位 『初期費用がかからず、始めやすい価格帯だから』(58.5%)
4位 『消費税増税への対応などが無料でアップデートされるから』(56.3%)
5位 『税理士から送られてくる試算表などのデータをすぐに確認したいから』(48.7%)
6位 『最新の売上やキャッシュフロー状況を確認したいから』(42%)
7位 『会計だけでなく経費や給与など他のサービスも充実していたから』(41.5%)
8位 『複数の端末で使いたいから』(41%)
9位 『クレジットカード明細などの自動取込や自動仕訳が便利だから』 (35.8%)
10位 『社員間でリアルタイムの数字を共有したいから』(26.7%)

【Q3】クラウド型会計ソフトを導入していない理由

1位 『導入するほどの大きなタイミングやきっかけがないから』(63%)
2位 『なんとなく導入が面倒で腰が重いから』(53.4%)
3位 『月額料金支払いへの不安があるから』(52.4%)
4位 『バックオフィス業務が楽になるイメージがわかないから』(47.1%)
5位 『会社経営が良くなるイメージがわかないから』(45.5%)
6位 『忙しくて手が回っていないから』(38.1%)
7位 『使いこなせるか分からない(使いこなせなかった)から』(35%)
8位 『自分で導入できるか不安だから』(30.2%)

クラウド会計は便利ではありますが、運用を面倒に感じてしまうことから、普及率が低くなっているのかもしれませんね。

調査方法:インターネットリサーチ 調査対象:30名以下の中小企業経営者
サンプル数:1,100 調査実施期間:2021年3月
MoneyForwardクラウド会計

クラウド会計が誕生するまでの歴史って?

▽1960年代~1970年代・・・汎用コンピューターという大型機械が誕生。
▽1980年代…オフィスコンピューターが販売。大企業での導入が進む。
▽1990年代…低価格なコンピューターが販売。中小企業でも導入が進み、市場規模が拡大。経理ソフトの開発もスタート。
▽2000年代…管理会計(業績測定・業績評価などの社内向け会計)がはじまる。
▽2010年代…クラウド会計ソフトの導入が進む。

日本でコンピューターの歴史がはじまってから、クラウド会計が普及するまでに、かなりの歳月がかかっていることをお分かりいただけたかと思います。
この理由は、会計業務は企業の機密情報を含んでいるため、会社外に出すことはリスクが大きい。と考えられていたからです。
現在は信頼性やセキュリティが少しずつ評価されるようになり、市場規模が大きくなっていきました。

クラウド会計のセキュリティについては、別記事で解説をしております。セキュリティ対策のためのソフト選びについて知りたい!という方はこちらも必読です!

この記事のまとめ

いかがでしたでしょうか?今回は、『クラウド会計の調査・背景』をテーマに!
法人の実態調査やアンケート、普及率、市場規模が大きくなるまでの歴史について解説させていただきました。

クラウド会計は、まだまだ導入が進んでいないことをお分かりいただけたかと思います。

クラウド会計を導入したい!けど…
「導入方法が全く分からない」
「上手く効率化できるか不安」
「今の税理士が対応してくれない」などなど。

会計ソフトを導入し、使いこなすためには、さまざまなハードルがありますよね。

『末松会計グループ』が“クラウド会計導入”をサポートします!

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この記事の執筆者

末松和真

税理士法人FLAGS代表社員。税理士。 (株)FLAGSホールディングス 代表取締役 税理士として税務・会計はもちろんの事、経営支援・クラウド会計支援・融資実行・補助金に強く、幅広い知識とサービスで企業の成長を支援している。